【FX入門】FX初心者は必見!失敗しない為に知っておくべきこと!
何事も、基礎を知らなければ成長を望めず、また応用に進むこともできません。
これが勉強やスポーツであれば、基礎が求められる状況に直面した際、その都度知識を補うことができ、また失敗したとしても、後から学び直すことができます。
しかしFXであれば、時には「知らなかった」では済まされない、大きな痛手となるケースもあるため、基礎こそ重視すべきと言えるでしょう。
本記事では、知っておくべき基礎を網羅的に紹介しておりますので、これからFXを始める方には、是非お含みおきください。
FXとは?株式投資や外貨預金との違い
FXとは、外国為替(Foreign Exchage)を略した言葉であり、外国為替証拠金取引を意味します。
本節では、FXの大きな特徴でもある「レバレッジ」や「スワップポイント」、また株式投資や外貨預金と何が違うのか、詳しく解説していきます。
レバレッジについて
「てこの原理」という意味があり、FXでは証拠金として預けた元手に何倍もの金額が取引できる仕組みのこと。
国内口座であれば、最大25倍までレバレッジを適用することができます。
例えば100万円の証拠金で2500万円分の取引が可能になるということです。
この「レバレッジ」の仕組みのおかげで、少ない資金からも数千万円~億を超える収入を目指せるようになりますが、リスクとリターンは表裏一体です。
初心者のうちから過度なレバレッジを効かせ、身の程を超えた取引を繰り返せば、いつか身を滅ぼしかねませんので、注意が必要です。
その他「レバレッジ」について、より深掘りした内容をご覧になりたい方は、以下の記事をご一読ください。
上手に活用することで、FXでも堅実に稼げるようになる、ということがお分かりいただけるでしょう。
スワップポイントについて
FXで稼ぐための方法は、売り買いによって発生する差益だけではありません。
金利の高い通貨を買って、金利の低い通貨を売ることで、差額の金利を(スワップポイント)を受け取ることができます。
例えば、日本の政策金利は、長いこと低いままに設定されているため、銀行に預金したとしても、付与される利子は「0」に等しいです。
中でも、トルコの政策金利が特に高く、その金利なんと「18.0%」、100万円分のトルコリラを買うだけで、年間18万円受け取れることになります。
株式投資とFXの違いについて
株式投資とFXの違いは、大きく分けて3つあります。
- 投資対象
- 注文方法
- レバレッジ
株式投資は、その名の通り投資対象が株式銘柄であり、基本的には値上がりを狙った「買い注文」に限られています。
そのため、価格が横ばいであったり、下落してしまえば、利益を上げることができず、稼げるかどうかは、景気動向に大きく左右されるでしょう。
一方FXの投資対象は、各国の通貨であり、また「買い注文」だけでなく「売り注文」からエントリーすることができます。
相場が右肩上がりでも、右肩下がりでも、また取引手法にちょっては値動きがなくとも利益を上げることができるので、株式投資と比べても稼げるチャンスは多いです。
またレバレッジについては、FXは最大25倍まで、株式投資は最大3倍までと制限されているので、やはり資金効率の面から見ても、FXの方が稼ぎやすいと言えるのではないでしょうか。
外貨預金とFXの違いについて
外貨預金とFXの違いは、運用する目的にあります。
外貨預金は、自分の資金を文字通り「外貨」で「預金」することであり、インフレ対策を施したい方や、伸びそうな国の通貨を保有しておきたい人向けの金融商品です。
FXにおけるスワップポイントのように、金利収入を受け取ることはできますが、レバレッジが適用できないため、資金効率はあまり良くないと言えるでしょう。
一方FXは、頻繁に取引を繰り返すことによて、資金を徐々に増やしていくことを目的としています。
レバレッジを上手に活用することで、少ない資金から始めても大きなリターンが見込めるので、自力で稼ぎたいのであれば、外貨預金ではなくFXを選ぶべきです。
(本当に自分の力で稼げるのかな…?)と不安に感じると思われますが、次節以降で紹介する、儲かる人・失敗する人の特徴をご覧いただければ、前向きな気持ちになれるのではないでしょうか。
FXで儲かる人の特徴とは?
FXに限らず、投資で稼ぐために最も有効な方法は、偉大な投資家から学ぶことです。
本節では、大投資家の格言を引用し、FXで儲けるためのポイントをお伝えしていきます。
いずれの格言も、金科玉条の教えが詰まっていますので、取引で上手くいかない時には、思い返してみてください。
守り重視で運用できる人
この言葉こそ、FXに取り組む上で何より重視すべきポイントです。
なぜなら、FX相場の7割はレンジ相場(一定の値幅を行き来する相場)であり、生き残り続ける限り、含み損を解消できるチャンスが生まれます。
また、大きな暴落が起きたとしても、その後数年かけて殆どの確率で元の水準まで回復するため、余力を残している人ほど稼ぎやすくなると言えるでしょう。
暴落当時、1万通貨でも保有することができていれば、その含み益は25万円程になっていたということであり、100万通過保有していれば2500万円。
相場に「~たら」「~れば」を挙げたらキリがありませんが、生き残り続けている以上、また必ずこのようなチャンスが巡ってくるでしょう。
FXはとにかく守り重視で運用、防御こそ最大の攻撃であることを念頭に置かれて、これからの長い相場人生を乗り切っていただければと思います。
学びに積極的な人
FXに必勝法は存在しませんが、投資のセオリー、勝率の高い運用、行うべきでない誤った取引については、自ら学ぶことができます。
また経験から学ぶこと以上に、先人の失敗や成功を見極めて、自分の運用手法に落とし込める人の方が、より早くトレーダーとして成長できるでしょう。
投資家として大成功収めたバフェット氏ですら、1日の大半は読書や情報収集に充てているため、新米のトレーダーが、初っ端から学びを疎かにしていいはずもありません。
FXで失敗する人の特徴とは?
失敗を糧にして次に活かすよりも、失敗について学び未然防止できる方が、より賢い選択だと言えるでしょう。
本節においても、前節同様に投資格言を引用し、失敗しないための考え方・マインドを紹介していきたいと思います。
人間の心理を考慮しない人
複雑な数式が相場を形成しているのではなく、人間の心理こそが相場を作っています。欲しいと思う人が多くなればなるほど価値は上がり、その逆もまた然り、相場の値動きは、人間の心理による綱引きなのです。
重要な経済指標や要人発言など、結果を見て一喜一憂できるものにヒントが隠されています。
従来のように、モニターを何枚も並べて、ひたすら相場と向き合う姿もまたトレーダーです。
過去の過ちを忘れてしまう人
投資家として持つべき「正しい考え方」には様々なものがあり、勝ち続けているトレーダーの数ほど存在すると言ってもいいでしょう。
ただこの格言で示す重要なポイントは、正しい考えを身に付ける、つまり自分の中に定着させ忘れない、諺から表現を借りれば「喉元過ぎた熱さを忘れない」ということです。
失敗してしまうトレーダーとは、経験から正しい考え・ノウハウを身に付けたとしても、毎回それらを、稼ぎたい欲によって打ち消してしまう人々のことです。
アナタに合うFXの投資方法はコレ!
FXの主要な投資方法を順々に紹介していきます。
自分の環境、仕事、生活を考慮して、合いそうな投資方法があれば早速チャレンジしてみて下さい。
1.積立FX
積立FXは、ドルコスト平均法を用いて、定期的に通貨の買付けを行う投資方法です。
以下の4項目を選択することで、あとは条件に合わせて、自動で通貨を購入してくれます。
- 購入通貨ペア
- 1ヶ月の購入金額
- 購入頻度
- レバレッジ
リスクを抑えたい方、コツコツ小さく運用を始めたい方、相場の確認に時間を掛けたくない方におすすめの投資方法であり、誰でも気軽に始めることができます。
2.スキャルピング
スキャルピングは、数秒~数分間にかけて行う、超短期取引です。
値動きの予想が立てられる上級者向けの投資方法になりますが、ほんのわずかな時間でも大きく稼ぐことができるため、昔から根強い人気があります。
短期間で、元手を数十倍~数百倍に増やしたという実績を持つトレーダーは、まずこのスキャルピングを取り入れてると見て間違いないでしょう。
また取引回数が増える分、他の取引と比べても学べる機会も多くなるため、より早い成長を求める方におすすめな取引です。
ただ、スキャルピングのような頻繁な取引は、サーバーに大きく負担をかけてしまうため、FX会社によっては、規約として禁止されていることもあります。
3.長期保有
ポジションを数ヶ月にわたって保有し、大きな値幅と、スワップポイントを狙うのが長期保有戦略です。
例えば2020~2021年のドル円相場を見れば、10円程度の値動きを見せており、この期間1万通貨を保有し続けていれば、約10万円の利益を取ることができていました。
このように長期でポジションを保有すると、取れる値幅も大きくなりやすく、またスワップポイントもかなりの額が貯まっていることが考えられます。
細かく取引を繰り返すよりも大きく稼げて、なおかつ手間がかからないため、忙しいサラリーマンでも容易に取り組めるのではないでしょうか。
以下の記事では、長期投資のメリットをさらに深掘りしておりますので、興味のある方は、ご一読いただければと思います。
4.FX自動売買
FX自動売買は、あらかじめ決められた設定に従って、自分の代わりに取引を繰り返してくれるサービスです。
取引の設定を考えるのも楽しく、また他のトレーダーが考案した優秀な設定をボタン1つで模倣できるため、初心者から上級者まで、幅広く人気を集めています。
FX会社の調査によれば、サービス開始する半数は、FX未経験者で占められているにもかかわらず、利用者全体の8割が資産を増やすことに成功しているようです。
「守りを重視した運用」の重要性については上述した通りですが、その術を熟練トレーダーの設定から学ぶことができるので、初心者の方は、まずFX自動売買を検討されてみてはいかがでしょうか。
その他、FX自動売買の特徴やメリットについて、以下の記事にて解説しておりますので、参考にしていただければ幸いです。
FX口座を開設する前に知っておくべき事
知識ゼロの状態で始めるのと、いくつかのポイントを知ってから始めるのとでは、スタートダッシュに大きな差が生まれます。
そこで本節では、FX口座開設をする前に知っておくべきことについて、いくつかのポイントまとめました。
海外のFX口座と日本のFX口座は何が違う?
海外のFX口座と日本のFX口座の大きな違いは、「レバレッジ」と「ゼロカットシステム」にあります。
国内口座では、最大で25倍までとなっている「レバレッジ」ですが、海外口座では最大で1000倍近くも適用することができるため、よりハイリスク・ハイリターンな取引が可能です、
また「ゼロカットシステム」のおかげで、証拠金が不足するような事態になっても、追証(証拠金が足りず、追加の入金を迫られること)を払う必要もありません。
ここまでは、一見すると海外口座にメリットがあるように思えますが、税金が高い、出金のリスク、取引コストの大きさ、スワップポイントが低いなど、多くの懸念点を抱えていることも事実です。
特に、これからFXを始める初心者の方であれば、堅実に取引できる環境、充実したサポート・セミナー、豊富な分析ツールが揃う、国内口座からの運用を強く推奨します。
本節で紹介した内容以外にも、海外口座と国内口座の違いやポイントについて、分かりやすく解説した記事がありますので、興味ある方はぜひご確認ください。
スプレッドに注目しよう
スプレッドとは、通貨ペアの「売値」と「買値」の差を意味しており、スプレッドが広くなればなるほど、取引にかかるコストが大きくなってしまいます。
逆にスプレッドがゼロ、つまり「売値」と「買値」が等しい時、単に通貨を両替したことになるため、利益も損失も発生しません。
しかし通常は、国内で最狭水準の口座を用いたとしても、米ドル円に「0.002円」ほどのスプレッドが生まれ、1万通貨取引するたびに、20円ほど取引コストが発生することになります。
一回の取引あたりのコストが大した金額でなくとも、年間で数百回、数千回と頻繁に取引を繰り返すようであれば、口座選び1つで数十万円の差が生まれることも珍しくありません。
そのため、裁量取引メインでがっつり取引を行いたいという人であれば、以下の記事を参考に、スプレッドに注目しながら口座選びをしてみると良いでしょう。
口座開設の審査に落ちないコツ
新規にFXの口座を開設する際、いずれのFX会社にしても審査をクリアする必要があります。
審査に落ちないポイントは以下の3点。
- 申請フォームを正直に記入
- 資金と資産のバランス
- 必要書類を正しく提出する
普通に働いて、一定の収入がある方でも、上記のポイントを満たしていなければ、審査に落ちることも考えられます。
一度審査に落ちてしまえば、再度申請しようにも時間を空ける必要があったり、色々面倒になりますので、口座開設する際は、くれぐれもチェックを欠かさないようにしましょう。
また落ちてしまった時の対処法や、審査を行う理由、審査に落ちた実体験などについて、以下の記事で紹介していますので、参考にしていただければと思います。
複数の口座を開設すべき理由
FXは、銀行の口座と同じように、FX会社ごとに複数の口座を開設することができます。
複数の口座を開設しておくことで、以下のような様々なメリットがあるため、メイン口座だけでなく、いくつかのサブ口座を開設するのがセオリーです。
- 資金とリスクの分散
- 多種多様な取引ツール
- 口座開設によるキャッシュバック
また最近は、FX会社間の競争の激化により、いずれの口座スペックも年々向上しています。
スプレッドやスワップポイントなども、FX会社ごとに日々変動するため「業界最高水準の口座は〇〇だ!」と、選択肢を制限するのは得策ではありません。
その他、複数の口座を活用した投資方法や、更なるメリットなど、以下の記事にて紹介しておりますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
FXを始める公務員、サラリーマン、大学生の方へアドバイス!
これからFXを始めようとされる公務員の方、サラリーマンの方、大学生の方、おそらくその目的は、お金を稼ぐことではないでしょうか。
確かに、お金を稼ぐことは重要ですが、時にはお金以上に価値を持つのが「経験」や「学び」です。
そこで本節では、公務員、サラリーマン、大学生の方に、FXを通じて学ぶべき点についてお伝えしていきます。
公務員がFXから学ぶべきこと
公務員の方には、FXを通して「将来の選択肢が広がる」ということを知っていただければと思います。
副業が禁止されているため、公務員である以上、手に職をつけて独立することは難しい…と思われがちですが、そんなことはありません。
公務員ほどの安定した収入が見込めれば、スワップポイントを活用して、生活費分の収入源を確保することも決して難しくないのです。
以下の記事にて、公務員がFXを行うメリットや、注意点など詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
サラリーマンがFXから学ぶべきこと
サラリーマン方には、FXを通して「稼げば楽になる」ということを知っていただければと思います。
長らく会社勤めをしていれば、職場の人間関係や仕事の責任など、様々な不安とストレスを抱えているのではないでしょうか。
ましてや公務員とは違って、定年までの雇用が保証されているわけでもありません。
行動して、学び、継続し、稼ぐことです。
試しに、FXで1円でも稼いでみて下さい。
「FXで稼ぐことができた」という経験は大きな自信になり、会社を辞めてもなんとかなるかも…という希望は、きっと皆さんの支えとなるでしょう。
サラリーマンがFXから得られるメリットは、他にもまだ沢山ありますので、詳しくは以下の記事より参考にしてみて下さい。
大学生がFXから学ぶべきこと
大学生であれば、「負けを知る、負けから学ぶ」という経験を、より多く積み重ねてみてはいかがでしょうか。
おそらく学生という立場上、公務員やサラリーマンの方よりも、運用資金は少なくなるはずです。
そのため、取引規模も小さくなり、何回負けたとしても致命傷にはならないでしょう。
大きな取引も、小さな取引も、負けたからには等しく理由があり、早いうちから失敗や負けを経験することで、将来に向けて修正することができるようになります。